岡山県倉敷市♪女性専用スタジオ・アリスボーカル教室です。
ボイトレを入り口に音楽の総合指導を行っております。
カラオケは気軽に楽しめて人気の娯楽ナンバーワン!だと思います。音楽は一瞬でその世界に入り込み、心を癒すことができる素晴らしいものですよね。ぜひ、もっと楽しめるようになりたいものです。
そこで今回は、キーチェンジに着目してみました^^キーとかキーチェンジはわかるけど、なんとなくしていたり迷っているという方のご参考になれば幸いです。
まずは、上達についてのお話から入っていきましょう!!
「歌が上手い」の基準を考えてみましょうか
カラオケが上手くなりたい!そう願って、ボイトレの情報やカラオケが上手くなる情報をネットで探されている方も多いと思います。
ではまず、考えてみましょうか^^
あなたの「歌が上手い」の基準は何ですか??オリジナルの歌そっくりにモノマネで歌えることでしょうか?声がそっくりなことでしょうか?声の大きい人でしょうか?音程が合っている人でしょうか?
あなたの好みの異性のタイプはどんな人ですか?優しい人?料理ができる人?フットワークが軽い人?一緒にインドアで楽しめる人?アニメが好きな人?ファッションに興味がある人?
この質問で、基準とは人それぞれバラバラであることに気付かれたのではないでしょうか?
まずはあなたの理想の「歌が上手い」を考えてみることから始めてみましょう^^
今回の記事ではあなた自身が理想の上手いに近付けるように、ご自身で考えたり練習できる方法をお伝えしたいと思います。
好きで得意な曲(歌いやすい曲)を練習用に選択しよう
レッスンでは順を追って上達するよう導きますが、一人で行う方の場合は難しいことはさて置き行きましょう。まずはご自身が好きな曲・歌いやすくて得意な曲を練習曲として選びましょう。その理由は第一にモチベーションです。楽しくやっていかないと辛いからです。好きで歌いやすいを基準に選んでみて下さいね。
練習用の楽曲選曲のポイント
同性のアーティストの曲
初期では自分と同性の方が歌っている曲を選びましょう。性別で音域が違いますのでお手軽です。
カラオケランキングから探してみる
人気の曲は覚えやすい・歌いやすいから流行っていくという一つの傾向もあります。繰り返しが多い曲はキャッチーで覚えやすかったりしますよね。ランキングから探すと聞き覚えのある曲にも多く出会うことができ、モチベーションもアップすると思いますよ^^
極端な曲は避ける
極端な高音が出てきたり、低音から高音の行き来が多すぎたり、ついていけないほど高速テンポの曲は選ばないようにしましょう。歌の練習に取り組んでいる最中にそのような曲で練習するとなると、歌うことに精一杯で何かに気を付けたりチェックしながら歌い進める難易度が高いからです。
キーチェンジの概念がない人が多い!?
レッスンを行っている中で、これまでカラオケでキーチェンジを知らなかった・・・という方は一人や二人ではありませんでした。「どうやって歌っていたの?」と尋ねると、無理やり歌っていたか歌える範囲のものを選んでいたそうです。(教室ではキーチェンジもして指導しているので無理なく練習していただけます)
原曲キーで歌えることがベストなの?
元々その曲を歌っているアーティストの方が歌っている原曲のキーで歌えることが、歌の上手さということでしょうか?その曲はそのアーティストに合わせて作られたものです。
洋服で考えてみましょうか^^その洋服はオーダーメイドであなたの体型のピッタリ合わせて作られた洋服です。それをあなたとは顔の系統も体型も違うお友達に貸しました。あなたがその服を着るのと、お友達が着るのとどちらがフィットするでしょうか??
カンの良い方はもうお気付きだと思います。そのアーティストにオーダーメイドで合わせて作られた楽曲はその人が歌った時最高になるように設定されています。coverアルバムというのをご存じですか?他のアーティストの曲を別の人が歌っているものです。大体はアレンジやキーを変更していると思います。プロでもそんなことをしているということは・・・!?もうお分かりですよね^^
原曲キーで歌えるのが上手いとか原曲キーに拘る必要はない ということです。
CDで聴いたキー(原曲キー)でしか歌えない💦
キーを変更すると歌えなくなる方というのも存在します。キーチェンジを試みた事がなくて苦手意識を持たれているというケースもあるでしょうし、音の聴き方(音の捉え方)が偏っていたり独自のクセがあり本当にキーが変わると分からなくなってしまう方もいると思います。伴奏が原曲と変わるだけで歌えなくなってしまう方もいます。どれが当てはまるのか考えてみましょう(レッスンでは講師がチェックできるのですが、今回は一人で頑張る方の独学のアドバイスです。)
無理なく歌える音域とは?
まずは1オクターブが出るかどうかをチェックしてみましょう。1オクターブというのは、ドから上のド・レから上のレ・・・のように同じ音の範囲を指します。大体の方は1オクターブ半ぐらいは普段使ってカラオケを楽しまれているのではないかなと思います。
既成曲は歌い辛くて当然
プロの歌手のオリジナル曲は、オーダーメイドでその方の声に合わせて作られています。人の声は美味しい音域(とても素敵に響く音域)や特徴がみんな違います。その魅力を伝えられるように楽曲は作られているので、別の人が歌っても難しかったり思うように魅力的に聞こえないという場合もあります。
私も実際感じていることがあります。
・Adoの楽曲はAdoが歌うのが一番いいなぁ・・・米津さんも同様。
・シンガーソングライターが作詞作曲を自身でした曲はしっくりくる。
というわけで、原曲キーに拘らずキーを変更していいんだよ!!というお話でした。練習では真似をすることも大事ですが、徐々に声のコントロールができてきた方はあなた自身の声の魅力を見つけてカバー感覚で新しいものを生み出していくと楽しいんじゃないかな♪と個人的には思います^^
キーって何?キーチェンジって何?
楽器(特に鍵盤や管楽器)をしている人には少し馴染があると思いますが、ハ長調とかヘ長調など聞いたことはあるでしょうか?「調」という意味です。英語だと「キー」という呼び方になります。
【ポイント】キーと言うのは枠と捉えてみましょう♪
キーを変えることを、キーチェンジ(英語)=移調(日本語) と呼びます。
キーチェンジを行う時は枠で囲んだものをごっそり上下へ平行移動していきます。
あ!だから一緒の曲なのか!と気付いた方もいらっしゃいますね^^
そうなんです!!枠をごっそり上下に動かしただけだから、元々のメロディーラインもリズムも伴奏も曲自体の雰囲気は大きくは変わらず歌えるのです。
【動画】キーチェンジを体感してみましょう♪
簡単に撮影した動画になりますが、具体的な例で説明してみます。
皆さんよくご存じであろう優里の「ドライフラワー」を使ってサビを比較してみました♪
原曲キー ♭2 #2 を試しています。ぜひご体感ください^^
カラオケ練習にあると良いものリスト
①マイク・・・日頃からマイクを持って歌う練習をしましょう。
(当教室でもマイマイクを推奨してご案内しております)
②歌詞カードと筆記用具・・・歌詞カードに色々注意点やブレスを書き込んで練習しましょう。
(歌詞はカラオケ画面ではなく、紙を使って歌っていきましょう)
②レコーダー・・・一人で練習される方は特にレコーダーがあると便利です。
(自己分析に使うためです。これがあれば、レッスンに近いチェックができます)
③鏡・・・姿勢や口の形をチェックできる鏡があると良いです。
④スマホとスマホスタンド・・・自分の歌う映像を録ってチェックしたり、記録を残して成長を比較したりすると練習はもちろんモチベーションにも繋がります。キーチェックにも役立ちます。
⑤タオル・・・スタジオでは汗をかきますので持っておきましょう。
⑥ぬるい水・・・・喉を常に潤しながら歌を歌いましょう。腹式がきちんとできるまでは喉で歌いがち。間違った発声で長時間歌わず、休憩を取りながら首肩の力を抜けるようストレッチを間に挟みながらリラックスして練習を行いましょう。
⑦椅子・・・立った姿勢で体が力みがちの方は座って歌ってみましょう。
⑧メトロノーム・・・テンポを一定に保った練習はそれだけで、練習濃度が上がります!
⑨練習ノート・・・練習の記録を録りましょう^^思い付いたことを書いて目標を立てるのもおすすめです。気分が落ち込んだりネガティブ思考ばかり出てくるような時は、自分って恵まれてて幸せだよなぁ~と思うことを箇条書きにしてみると思いの他出るわ出るわ・・・・なんだ、、、幸せか!!と嬉しくなったりもしますよ( ´艸`)
⑩加圧トレーニングゴム・・・手動で体をほぐすアイテムです。短時間でウォーミングアップ完了!教室のレッスンでも歌う前は必ず行っています。練習に力んでしまった時の休憩にも使ったり、沢山練習した後のクールダウンにも良いですよ^^
これらはご自身の状態に合わせてご用意されると良いと思います^^いくつかご紹介してみました。まだまだ細かくはあるのですがまたの機会に★
自分に合ったキーの見つけ方
さて、それでは自分に合ったキーの見つけ方について考えていきましょう。声の音域は鍵盤楽器を使って声が出せる低音ギリギリから高音ギリギリまでをチェックしてみるのが良いです。
音域チェックの精度について細かいことを申しますと、歌詞やメロディーラインや抑揚場所によっても同じ音でも出づらくなったり出たりすることはあります。音域チェックはざっくりだと思って下さい。
①カラオケで1曲選んで入力。原曲キー(±0)に設定します。予め原曲設定からずれた設定になっているものもあるので、注意して見ましょう。
②歌詞カードを見ながら1コーラス歌いましょう。
レコーダーに録音するのが良いと思います。1つずつの項目に分けて何度も聞き返す作業を行います(レッスンでは講師が各要素を同時に全部チェックしているので効率が良いんですよ^^)。
【キーのチェック方法】
レコーダーを聞き返しながら、低音や高音の部分が歌えているか、声量はちょうど良いかをチェックします。さらに、苦しそうでキツイ部分も歌詞カードにマークします。
低すぎるが多い場合は→キーを下げる
高すぎるが多い場合は→キーを上げる
ようにしてみて下さい。
これぐらいかな?と思うキーが見つかったら、動画撮影をしてみましょう。
また1コーラス歌って録画します。自分の顔の表情やリズムの取り方もチェックしてみましょう。音楽と合ってない謎の動きをしていませんか?顎は上がりすぎていませんか?首が曲がっていませんか?耳障りではありませんか?聞き取りにくい滑舌やこもりはありませんか?
やっぱり上げ過ぎた、下げ過ぎた・・・など試行錯誤して、ちょうどよいキーを探してみて下さいね^^♪ちょうどよい所を見つけたら、キーが決定です♪
チェックを沢山繰り返して、ご自身が一番無理なく歌えるキーが見つかると良いですね^^現代の曲は男女の境界線がなくなるほどの幅広い音域を歌える歌手の方も多いです。下に合わせれば上が出ないなどのパターンも多いですから、カラオケの難易度が上がりましたよね。
どんな曲にも対応できて自分の声の特徴を生かした音域で好きな曲を歌うために、声域を広げるボイトレはとても有効です。うまく聞こえる為にキー合わせは必要ですが、歌いやすい所を見つけたので前よりは上手く聞こえるというだけです。
根本を見直したい!という方はぜひボイストレーニングを受けてみて下さいね^^
おまけ こちらも大事な要素です♪
・歌い出しがきちんと入れているか
・歌い出しの音程が合っているか
・歌いだしの声が出ているか(マイク構えがギリギリすぎて間に合ってない方も多い)
出だしって本当に大事なんですよ^^出だしチェックもぜひ行って下さいね。