ボイトレのレッスンってどんな風に進むの?
ボイトレを習われる目的は人それぞれ。プロになろう!デビューしよう!そんな方ばかりの行う習い事ではなく、声を磨いていくのはジムで体を鍛えるのと同じようなことだと思います。
美意識が高かったり、自己啓発への興味が高い方はボイトレを習われている傾向があります。学びを楽しまれている素敵な方が沢山いらっしゃいます^^
気軽に始められるボイトレだから、何をやるの?どんな感じで進むの?と分からないことも多いと思います。以前教室生専用のサイトでも公開していた内容をまとめて、こちらでもご紹介したいと思います。
アリスボーカル教室は積み上げ型レッスンを行えるきちんと音楽指導ができる教室なので、このような順序で行っています。1つのご参考程度にしていただければと思います。
レッスンで最終的に目指す音域
レッスンでは最終的に3オクターブを目指します。(人によって音の範囲は違います)
ボイトレでは無理なく声を出すことを学ぶので、訓練を続けるうちに声の出せる音域が上下に広がっていきます。体の使い方をしっかり習得していきましょう!!
トレーニングの流れ
大まかにこんな内容を段階的または織り交ぜつつ行っていきます^^
1.無駄な力を抜いてリラックス
自分自身が楽器となって音楽を発する準備をしていきます。力んでいて良い音色は奏でられないので、特に声に関係する首肩周りの力が抜けるように行っていきます。
2.自然なブレスができるようにする
上手く吸えた時、息は上手く吐けます。ブレスが上達すると歌も自然に上達していきます。
3.地声を鍛える
スムーズな息の流れで地声を鍛えます。地声で歌える音域をできる限り広げていくことで、声の音色やテクニックの幅も広がっていきます。
4.裏声を鍛える
柔らかい響きで歌えるように裏声を鍛えます。地声と共に鍛えることで、声の質や音色・テクニックを上げていきます。
5.声帯ストレッチ
様々な音域を行き来できるように、声帯がスムーズに伸縮するように鍛えていきます。声を出す機会のウォーミングアップとしても覚えておくと良いことが沢山あります。
腹式呼吸の練習とは
【腹式呼吸やり方】と検索してみると、仰向けに寝転んでとか鼻から吸ってなどの情報が出てきますよね。なぜ鼻から吸うの?口じゃないのはなぜ?歌の時も鼻で吸うの?などなど・・・。
ハテナ❔で頭の中がいっぱいになってしまいますよね。
腹式呼吸練習のバリエーション
腹式呼吸の練習をすると言っても意味がわからないし、目的もわからないし・・という方の為に、練習法のバリエーションをご紹介します。
・口で吸って→口で吐く(歌う時に一般的に使われている)
まずは歌を意識しすぎないで、軽く吸って吐きましょう。口の形は軽く開ける程度で良いです。意識しすぎる=体が力んで上手吸うことができません。無理に吸おうとせず、吐ききった後に体の力ををふっと緩めて自然に吸ってみましょう。
・鼻で吸って→口で吐く(腹式呼吸の練習法ド定番)
腹式呼吸は体の深い場所に息を入れる呼吸です。口で吸うと胸に入りやすいので、鼻からすうことでゆっくりじっくり丁寧に吸っていく練習ができます。
リラックスして行いましょう。
・鼻で吸って→鼻で吐く(歌の時は滅多に使わない)
歌では滅多に使いませんが、テンポの速い曲や歌詞の多い曲では有効!
また鼻で息を意識できるようになっておくと、鼻腔共鳴など鼻周りを意識した歌唱の手助けにもなり声の幅が広がります。
ご入会後すぐに何をしたら良いの?
当教室の場合でのお話になりますが、ご参考にしていただければと思います。
【基本練習】腹式呼吸
★座って行ってもOKです。まずは「会話に必要な量」の呼吸を意識して、頑張りすぎてたくさん吸いすぎないように息を取り込みましょう。
★仰向けに寝て行ってもOKです。
感覚を掴めるまではお仰向けに寝て、おへその辺りに鼻から吸って息を入れてみて下さい。お腹に息が入ったら、口から少しずつ「スーッ」と意気漏れするような音を出しながら極限まで吐いてください。→足りなくなった分を補充する感覚で吸いましょう。
胸ではなく、なるべくお腹の深い所に息が入るようにイメージして♪
頑張り過ぎない(力まない)ことが大切です!!
腹式呼吸が練習できる音源♪
私が作っている腹式呼吸の練習音源を1つ公開します。これは腹式呼吸で行えてこそ意味がありますので、ゆっくり丁寧に腹式呼吸ができるようになってからで使ってみられるのが良いかと思います。シンプルかつリズム感もあり動作が1つ1つ分かりやすく作られています。もっと詳しく使い方や呼吸を学びたい方はアリスボーカル教室オンラインレッスンまでお問合せ下さい^^
鼻歌(ハミング)の練習
■ハミングの練習をしましょう!
口を閉じて目を見開いて、ん~~~♪という鼻歌みたいな感じですね^^
ハミングを制する人は腹式呼吸を制す!?そのくらい重要です( ´艸`)★
だって・・・腹式呼吸で歌う感覚を得られるのですよ♪
ハミングについてもっと詳しく知りたい
ハミングとは、眉間に響きを集めて「ん~♪」という柔らかい声がお腹から上がってくる時の状態です。力が入る人は、縦に首をバウンドさせてから前に声を出したり、首を横に振って力を抜いたりしてみて下さいね^^
喉で声を出そうとしてはいけません!お腹から上がってくる息だけを意識して下さい。ハミングだと思ったら、喉で「うん~~」とうなっていた?なんてこともあります。
講師は声を聞いたら判断できますが、ご自身では判断できない場合もあります。友達に聞いてもらったり、レッスンでチェックを受けると良いでしょう。
うなっていた声が改善できたら、優しい声に変わると思います。
ボイトレの効果が引き出せる3ステップ
正しい方法を学び→現状を正しくチェックし→正しい練習方法で反復する
この3つ継続して行うことに尽きます。ビックリするほどシンプルですよね!?
でもこれが、なかなか難しいんですよねぇ。。。。
レッスンを習うメリットは、この3つステップをサポートする講師がいるということです。あなたのピッタリくる講師との出会いは、上達を間違いなく加速させてくれます。また人生に楽しみやワクワクや感動を与えてくれることでしょう♪音楽は本来、練習過程も楽しいものです。
私はこれまで沢山の音楽レッスンを受けてきましたが、自分のことを1番可愛がって大切に想ってくれたのはヤマハ音楽教室の先生達だったと思います。高校や大学でなかなかそういう講師の先生というのはいなかったですね。大人になって習ったDTMの先生も、卒業してもアドバイスを下さったりお付き合いが続いています♪
アリスボーカル教室では生徒さん一人ひとりに合った指導を心がけています。また人生の大切な時間を割いてきていただいていることを理解し、その時できる最高のレッスンをご提供したいと考えています。レッスンを通して人生の楽しみを見つけてほしい♪そのようにも思っています。
今回はボイストレーニングの初期の流れについて触れました。少しでもご参考になれば幸いです。