音名とは何?
音名とは音の固有名詞です。 よく耳にするド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドのことを指します。

国ごとに異なる音名

ドレミファソレシドは、イタリア語での音名です♪
国によっても表記は様々なのをご存じですか?
イタリア語・・・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・(ド)
日本語・・・ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ・(ハ)
ドイツ語・・・C・D・E・F・G・A・H・(C)
英語・・・C・D・E・F・G・A・B・(C)
音大生は必ず知っている ドイツ音名をご紹介


ドイツ音名は、C・D・E・F・G・A・H・(C)でしたね^^読み方は、ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー・(ツェー)と読みます。なんのこっちゃ!?ですが、慣れてくると普通に会話に使うんですよ・・・。
ついでに、シャープやフラットの読み方もご紹介します♪音楽豆知識として楽しく覚えてみて下さいね^^
#(シャープ)が付くドイツ音名
#(シャープ)が付く音の読み方には、isを付けます。
表記 Cis・Dis・ Eis ・Fis ・Gis・ Ais・ His・ (His)
読み方 チス・ディス・エイス・フィス・ギス・アイス・ヒス・(チス)
♭(フラット)が付く ドイツ音名
♭(フラット)が付く音の読み方には、esを付けます。
表記 Ces・Des・Es・Fes・Ges・As・B・(Ces)
読み方 ツェス・デス・エス・フェス・ゲス・アス・ベー・(ツェス)

時々、例外というのがあります。
Bはシの♭のことなのですが、ベーと読みます^^
音名を知っている者同士が会話する時、ドイツ音名が使えると本当に便利なんです。
ド#を鳴らして!→Cisちょうだい!!!これで通じるので。
場面ごとに使われる音名は違うんです
■音楽専門機関で主流なのは→ドイツ語
■音大で習う音楽理論などは→ドイツ語
■クラシック演奏の現場→ドイツ語
■ジャズやバンド→英語 (主にコードネーム)
音名の役割は?
一緒に音楽をする上での、共通語です。クラシックの現場ではドイツ音名が、ジャズやバンドの現場では英語表記が共通語として使われているというわけです。面白いですよね^^
【おまけ】コードネームのルート音(根音)の話
ジャズやポップスの現場では、コードネームが使われます。和音に名前がついたものです。

英語のドレミファソラシドは、C・D・E・F・G・A・B・(C)でしたね^^♪この英語音名を知っていると、コードネームの理解がぐんとしやすくなりますよ!
「Cがド」だと知っていると下記のコードネームを見た時に、例えば両手でコード伴奏をする場合にルート音(根音と呼ばれる和音の根っこになる音)を左手で即見つけることができるようになります♪ベーシストの方も基本はルート音なのでこの考え方が基本です。
Cm C7 Cm7 C△7
これらのコードネームは・・・全部コードルートがド!
ベースや左手はドを弾けば良いのです。
Dm D7 Dm7 D△7
これらのコードネームは・・・全部コードルートがレ!!
ベースや左手はレを弾けば良いのです。
まとめ
今回は雑学として音名のことを取り上げてみました。実際に正しい音程で歌いながら、呪文のように言っていると自然に覚えられます。ぜひ挑戦してみて下さいね^^
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました♪